以前に、アメリカの学校のTKについて記事にしました。実際に我が子が行ったTKの勉強内容や感想を書きました。
最新情報として、2021年12月カリフォルニア州が、2022年1月からTKの入学資格を変更すると発表しました。
2022年からのTKの変更点
【2022年1月からの変更点】
入学資格がある誕生月
変更前 9月2日~12月2日→変更後 9月2日~2月2日
今までは、 9月2日~12月2日に5歳の誕生日を迎える子供達しかTK(Transitional Kindergarten)に通うことができませんでした。ですが、2022年度から2月2日生まれまで対象を拡大します。
カリフォルニア州では、最終的にすべての4歳児をTransitional Kindergartenの対象にする予定です。この誕生日月の変更は2022年から始まり毎年2ヶ月ずつ対象期間を延ばしていく予定とのこと。
2025年の入学時には、全ての4歳児がTKに入学できるようになります。名称は、ユニバーサルTKになると記載されていました。
実施年 | TKの対象となる誕生月 |
変更前 2021年 入学 | 9月 2日~12月2日 |
2022年 入学 | 9月 2日~2月2日 |
2023年 入学 | 9月 2日~4月2日 |
2024年 入学 | 9月 2日~6月2日 |
2025年以降 入学 | 9月 2日~9月1日 |
学校区(School District)からの説明によると、「TKに通った子供たちはキンダーに入園した時点で、TKに通っていない子供たちと比べて言語や算数の能力が高いことが調査でわかっている」とのこと。
1年早く学校に通うメリットとして、子供の社会的スキルを伸ばし学校生活全体に役立つと提示していました。
TKの学費は無料、そして義務教育ではありません。1stグレードから義務教育になりますので、TKの入学資格があってもプライベートスクールに通うことは可能です。
TKに入ると学費はかかりませんが、学校の終了時間が早いです。(だいたい2時)仕事をされている方や、現在の学校が気に入っている場合そのままプリスクールを続ける選択肢をとることは可能です。
プライベートスクールを選んだ体験談
プライベートスクールを選んだ理由
私は1人目のときはTKに通わせ、2人目はTKに行かずプライベートスクールを選択しました。
- 理由は大きく分けて2つ
- 時間
学校の手厚いケア
TKは学校終了時間が早いです。(だいたい2時)TKとキンダーの終了時間の差は10分程度であまり変わりませんが、1stグレード以上は終了が3時以降になります。
もし1stグレード以上の上のお子様がいる場合は、お迎え時間の差が1時間以上出てきてしまいます。
また仕事をしている場合は、時間の効率を考えなくてはいけなくなります。
プライベートスクールでも、アルファベットと数字の基礎はTKと同じようにしっかり教えてくれます。
プリKの学年は(キンダーの1つ下の学年)基本的にキンダーの準備としてプログラムを考えている学校が多いようです。
実際に1人目をTKに通わせて、勉強面のサポートは助かると感じましたがプライベートスクールで同じように教えてくれればTKでなくても問題ありません。
あとは費用面で学費が負担できるかどうかです。
有料の価値
上記の2つの理由もありますが、通っていたプライベートスクールがとても気に入った良い学校だったからという要因が1番大きかったです。
費用は決して安くありませんが、働く先生達は非常に明るく感じの良い先生達で子供たちへのケアもしっかりしていました。
設備もしっかり整っており、教室内のクーラーも完備されていました。
時間の融通、先生の質や学校の設備環境、長期休み期間中のデイケア、といった部分はまさに有料のプライベートスクールの強みです。
2人目の時は総合的にみて、毎月の学費を出す価値は大いにあると感じました。2人目はプライベートスクールを選んで良かったと非常に満足しています。
1人目の時は通っていたプライベートスクールがあまり合わなかったので迷わずTKを選択しましたが、良い学校と出会っていたらTKを選んでいなかったかもしれません。
まとめ・今後の変更に注意
TKの入学資格変更に伴い、学校内に新たにTKを設置したり、申請時期の変更など今までとは異なる点が出てきます。
申請については、学校区のサイトからできますので対象のお子様がいらっしゃる方は改めて確認しておきましょう。
TK入学対象のお子様だとしてもプライベートスクールに通う選択肢はありますので、知っておくとより良い判断ができるのではないでしょうか。